ひじりそれで、そんな苦しい時期を抜け出すために何をしたんだっけ?さっきも問を立てたみたいな話があったけど。ひろきそうなんですよ。苦しかった時、結構本を読んでたんですけど、その時にちょうど読んでた本が、森岡毅さんの『苦しかった時の話をしようか』っていう本なんですけど。その本の中身は、ただ苦しかった時の話だけじゃなくて、自分がどういうプロセスを踏んで、職業を選んだのかとかを、いろんな選択に迷っている娘に向けて、私の話をしようみたいな感じで進んでいくもので。職業選択の仕方とか、自分だけのスキルを見つけなさいとか。自分は『苦しかった時の話をしようか』っていうタイトルに惹かれたんですけど、実際にそれを読んでみて、前向きになれたっていうのはありますね。ひじりなるほどね。あの森岡さんでも苦しいことをしてるっていうね。ひろきほんとですよね。なんかびっくりしてて。Youtubeで森岡さんを見た時は、すっごいハキハキしてて、なんかすごい自分に自信を持ってるなと思った。それでもあの本の中では、会社の電話取れなかった時期とか、ベッドから出れなかった時期があったりとか。ひじり結構似た経験やね。ひろき本当にそうですね。それを自分で読んでて、あの森岡さんでさえあるんだって思いました。ひじり結構インパクトあるよね。ひろきうん、めっちゃありました。ひじりそこからなんか変わったことって言ったら、どう?考え方とかでなにか変化とかはあった?ひろきそうですね。なんだろう。前よりもっと自分を知ろうと思いましたね。ひじりそれまでは自分のことをあんま知らんかった?ひろきう〜ん、なんか知った気でいたっていうか。なんて言えばいいんだろう。それを考えずにいたって感じですかね。ひじりはいはい。ひろき自分自身のことを考えずに、いろんなものに手を出してたから。もうそれ自体が自分自身になっていくって思ってたけど、自分の内側の部分がわかんなかったっていう感じ。ひじりなるほどね。ひろき人は外側から作り出されるものだと思ってたからこそ、内側にあるものを無視してて。だから、自分の内側のものをちゃんと見ようって思った。ひじり元来自分が持ってる性質とかね。ひろきそうそうそうそう。それで簡単に言ったら、もう自己分析をしたっていうのがあって。ひじりはいはいはい。ひろき例えば、自分の歴史(自分史)を作って、なんで自分がその国際系に興味があるのかとか、なんで留学をしたいかっていうのも、それを作ってみたから分かったし。自分の得意なスキルが、例えばコミュニケーションスキルとか企画力とか、行動力なのかが分かったりとか。ひじりうんうんうん。ひろきやっぱ内なるものをわかることで、もっと自分を理解しようと思うし、もっと頑張ろうって思います。ひじり確かに確かに。それで過去に自分の個性とか価値観がわかるような自己分析したんやね。ちなみに、たしかその時何か書いてたよね。ひろき書いてましたね。めちゃめちゃ相談してた時にやってました。ひじり今振り返ってみてどう?自己分析の前後では、やっぱりなんか変わったなって思う?ひろきそうですね。前は本当に何も考えずに行動して、もう思いついたらすぐ行動ってなってたんですけど、今は自分の特性とかスキルとかのこともちょっと自分で考えてから、飛び込もうと考えるようになりました。ひじりつまり一回立ち止まって考えてから、また動けるようになったんやね。ひろきそうですね。もう間違いないですね。イエスマンだったのが、今は立ち止まって考えるっていうことを覚えたっていう感じで。ひじりお〜、はいはい。それをすることによって、今まで全部引き受けてたものを冷静に判断できたりとか、本当に大事なものを残せるようになったみたいな。ひろきうん、そうですね。取捨選択ができたみたいな感じです。ひじりでも、今捨てきれない人とか多いやん。やっぱりいろんなことやりたくて全部やってみる。でも全部やったらきつくなって、みたいな。ひろき本当にそうっすね。まじで取捨選択ができるようになったのがでかいっす。ひじりなるほどね。面白い。なんか今回の対談は、ぜひエンドゥー(ニックネーム)と似たタイプの人に見てほしいね。ひろきあ〜、そうですね。ひじり大人の人でも、捨てる勇気って大事だよね。それをこれまで会った方々が結構言ってて。捨てるには今やり続けてるものを止める勇気も必要だからなお難しくて。そこはどうやったん?やっぱ勇気必要だったでしょ?ひろきそうっすね。うん、本当に。勇気はいりましたね。それにやっぱり自分がリーダーだったんで尚更っすかね。でも、そんなに難しいことではないのかなっていう風にも今は思います。やっぱ一回やってみることが大事で、だから今悩まれてる方も一回まずはやってみてほしい。ひじりうんうん。そうよね。ひろきそれで言うと、僕が立ち上げた団体のCCFは、自己分析の後も残ってるんです。ひじり確かに。自己分析の前の段階でできてたもんね。じゃあ一回やってたものを全部卓上に並べて、どれが一番大事やろっていう時間があったんや。ひろきうん、ありました。映画も、コラギアも、CCFも一回全部並べて考えました。ひじりその中で、どういう基準に沿ってCCFを選択したん?ひろきそうですね。やっぱり自己分析でやった自分史を作ったっていうのが大きくて、自分にどういうスキルをつけたいかと、今あるスキルを考えたりして。例えばコミュニケーションスキルをもっと伸ばしたい。それに対して、今は企画力とか、行動力があったりするみたいな。ひじりなるほど。ひろきまぁでも、自分が何が好きかはやっぱり大事かなって思ってて。やっぱり海外への憧れは捨てきれなかったし、それは今も持ち続けてるし。ひじりうんうんうんうん。ひろきそうやって自己分析を踏まえて考えていった時に、やっぱりCCFかなってなりました。ひじり面白い...やっぱりこういう分岐点っていつか来るよね。継続するかしないかもそうやし、新しいものに挑戦するかどうか、就職するかどうかとかも。だからそんな時の判断基準として、自分史を作ったりするみたいな自己分析が大事になってくるんかな。ひろきそうっすね。なんか、自分のルーツをたどるって言うのはあるかなって思いますね。過去をみて、今をみて、未来を見るって、すごい当たり前のことだと思うんですけど、でも自己分析として自分の歴史を紐解いて考えるってことは、すごい大事かなと。ひじりなるほどね。ちなみにこれから自分はどうありたいんですか?ひろきそうですね。今は2つ考えてて。ひじりはいはいはい。ひろき1つは、Well-beingに特化した生き方をするっていうのと、あともう1つは、自分で物を作ったり企画したりすることで起業家になりたいっていうのがありますね。やっぱり国際的ないろんな人たちと一緒にものを作りあげて、多くの人に幸せを届けたいっていうのがしたいんですよね。だからそれをするためにも、起業家として生きていくための力をつけるために一度は成長できる企業に入ってみたいと思ってるし、もしくは海外の大学で一旦学んで、それから起業する...みたいな、そんな未来を考えたりしてます。なので今はその2つで迷ってますね。ひじりでもなんかこう、軸がすごいあるよね。誰にも真似できないっていう明確な行動指針があって、それに沿って自分で何か作りたいとか、多くの人を幸せにしたいって思いがあるわけやから。それは、なんかルールに縛られてるって感じがしない。ひろきそう思いますね。なんか1つのところに絞ったら、やっぱり道は限られると思うんで。なんでしょうね、軸を持つことで業種とかに縛られずに、何にでもなれるんじゃないかなって思います。ひじりじゃあ自分のことを表すとさ、結構オールラウンダーな感じなんや。ひろき確かにそうなりますね。今の話だと、軸はあるけどやっぱりオールラウンダーでいきたいっていうのはあるのかなって思います。ひじりでもそのオールラウンダーさが、誰にも真似できない「らしさ」を生むのかもしれないね。ひろきまじで、歴史に名を残したいっていうのもあります。