ひじりこれから実際にポルトガルに行って慣れない経験も色々していく中で、新しい経験がどんどんと増えていくと思うんやけど、そんな生き方が逆算っていうよりは積み重ねっていう感じがあっていいなって思うんよね。この一瞬一瞬を大切にする、というかさ。ひろきあ、そうですね。本当に瞬間瞬間を大切にしてると思います。やっぱりなんだろう、その場所でしか会わない人がいたりとか、一期一会をすごい大切にしてるって感じですかね。ひじりうんうんうん。ひろきなんか「今」っていう時間は、すぐに過ぎ去ってしまうと思うからこそ、その一瞬一瞬を大切にして行きたいなって思います。ひじりそんな価値観を持って、これからいろんな経験を積み重ねていこうとしてるエンドゥーにとって、起業って何か意味合いがあったりする?ひろき正直、あんまり考えたことがなかったんですけど、でも自分が起業をすることで、自分以外の誰かが幸せになってくれればいいなと思ってて。やっぱり1つの会社で働いてても、自分のやりたいことがちょっと違ったりとか。自分が幸せにしたい人にその幸せが届かない可能性もあると思うんで、だから自分自身でビジョンを掲げて、自分が本当に幸せにしたい人たちが幸せになって欲しいなって思うんですよ。ひじり自分自身の中で、やっぱり起業っていう行為は、多くの人に幸せを提供するっていう部分ではあるのかな。ひろきうんうんうん。そうだと思いますね。ひじりいつから起業とか、誰かを幸せにしたいっていう風に思うようになったん?ひろきう〜ん、いつからだろう。なんかパッとは思いつかないんですけど、例えば中学でJICAのコンテストで賞をとったり、祖父の国際協力の話を聞いたりとか、大学生になってからの海外留学とか、いろんな経験を通じて少しずつ思うようになってきたのかなって思います。ひじりじゃあやっぱ、きっかけは1つじゃないんだよね、きっと。ひろきはい、そうだと思います。ひじりここから休学してポルトガル行くんよね?ひろきいや、交換留学なんで休学はせずに。ひじりじゃあ帰ってきた時は、4年生か。ひろき4年の秋になるんですけど、でもまだその時に自分が何がしたいとかはわかんないと思うんで、その時は一旦休学したいなって今は考えてます。実際に休学するかどうかはまだわかんないですけど。ひじり卒業後に何をするかっていうのは、どれぐらいの粒度で明確化できたら良いなって思う?今の状態的には、自分で掲げるビジョンとかは明確になってるんだろうなと思いつつ、1年後に求める解像度ってどれくらいなんやろうって思って。ひろきやっぱビジョンを達成したいんで、それを達成するための手段まで明確になることですかね。ひじり現段階でアイデアはあったりするん?ひろきなんだろう。でも最初に考えてたのは、やっぱりマッチングアプリとか。他にはコミュニティサービスとかですかね。ちょうど今インターンしてるところも、日本語を学びたい海外の人と日本語を話したい方のマッチングによるコミニケーションサービスで。これは自分のやりたいことの1つであっ他ので、今は自分の事業を考えつつ、色々と学ばせていただいているという感じです。やっぱり起業も留学とかたくさん経験を積んでからしたいなって考えてるんで、今から準備は着々と進めたいなって思ってます。ひじり留学と起業ね。ひろきそうですね。一応過去には、カナダ留学も達成してはいるんですけど、1年間っていうのは今まで行ったことがないので。ひじりあ〜そっか。じゃあ初なんや。ひろきそうなんです。初の長期なので、本当に楽しみですね。まぁそれもあって、お正月も帰ってこないんで、1年間みっちり海外にいるっていう。ひじりあ〜、いいっすね。ちなみに留学と起業以外に、大学生活中に達成したいことってあったりする?それこそビジョンの達成だけじゃない意味で、ビジネスをやってみるとか。ひろきいや、やってみたいですね。でもどちらかというとソーシャルアントレプレナー的な感じなのかなって思ってて。それは、お金を稼ぐビジネスもすごい素敵だなとは思うんですけど、やっぱり多くの人に幸せになってほしいっていうビジョン自体がすごいソーシャル寄りだし、やっぱりそっちの方向性で行きたいなっていうのは昔から思ってたので。ひじりうんうんうん。ひろきやっぱり、ソーシャル系なのかなって思います。ひじりなんか起業ってさ、一般論で言えば、やっぱり今よりちょっと収入が多くなったりする中で、いろんなものの優先順位が変わってきたり、金銭的なインセンティブより自分の中のモチベーション的なインセンティブの方が高くなったりすると思うんよね。ひろきそうですね。そうなります。ひじりそれってなんでなん?ひろきなんだろう。そのJICAのコンテストで受賞した時に国際協力の方法を聞いて、じゃあ自分もJICA入りたいなっていうのを思ったんですよ。ひじりはいはいはい。ひろきそこでなんか、ずっとJICAみたいな国際協力機関に入って、ボランティアで世界の人を幸せにしたいなとかって考えたんですけど。でも今は大学に入ってビジネスを学んだ時に、ソーシャルビジネスっていう形でお金を稼ぎながら世界に人を幸せにしたいなって思うようになりました。ひじりなるほどね。ひろき金銭面にも欲求はあるんですけど、でもやっぱり自分のビジョンを達成したいっていう思いの方が大きい感じがします。ひじり実は俺、APUに行ってみてびっくりしたのがさ、すごい社会性高いなっていうところで。これめっちゃ思ったんよ。俺は分大(大分大学)からAPUのある別府に来て、APUの学生は全体を見てるというか、社会の危機感すらも感じてるんやなって思ってて。結構俺みたいな一般の学生って、明日のこととか自分の人生どう生きようって考えるので必死だったから、APU生みたいに世界まで見えてないんよね。だからこそAPU生の力って、すごいなって思うし、なんでそうやって社会全体を見渡せるんやろってめっちゃ気になるんやけど、なんか仮説とかあったりする?ひろきう〜ん、そうっすね。何が違うんやろ。ひじりそれこそ、APUとその他の学生の違いみたいな。ひろきなんか自分から言えることは、やっぱり国際性じゃないですかね。APUは国内生と国外生の割合が50対50で、やっぱりそこが大きいなって思います。ひじりうんうん。ひろき元々その...なんでしょうね。APUに入ってきた人たちは、やっぱりもう既に世界も見えてるんじゃないかと思ってて。だから入学した目的自体が、グローバルな人たちと関わりたいって人が多いのも、やっぱりグローバルな問題を視野に入れつつあるからなんじゃないかなって思いますね。ひじりあ〜、なるほどね。国際的で多種多様な人付き合いがあることも、より幅広くいろんなものを見れたり、いろんな問題に触れ合う機会も多かったりしたんや。ひろきそうですね。ひじりAPUの環境って、そういう影響があるんやね。ちなみにエンドゥーが今気になってる社会問題ってある?ひろきそうですね。自分が最近思ったのは、水問題です。まだそこまで詳しく調べてはいないんですけど、やっぱり水っていう資源がすごく大切だと思っていて。自分自身が水の問題に至ったのも、マイボトルをよく利用することがきっかけになってて。マイボトルの水がなくなった時に、ウォーターサーバーがあまりにも設置されてなくて、なんで設置されてないのかって思ったとか。そんな経験もあって、今はウォーターサーバーの問題と、水問題をどうにかくっつけて解決できないかなっていうのは、今ちょっと思ったりはしてるんですよね。ひじり水問題の中でも、資源的に水が減ってしまうって危機意識と、意外とみんな環境意識が高くなってマイボトルを持ってるけど、そもそも給水できるところないよねっていう問題ね。ひろきそうなんですよね。ウォーターサーバーがなかったら、マイボトルの水がなくなった時に、ペットボトルを買おうってなってしまう。そしたら、そのペットボトルがゴミになるわけじゃないですか。ひじりはいはいはい。マイボトルを持ち歩くように言ってても、ウォーターサーバーがなかったら結局同じだもんね。ひろきそうなんですよね。そこに矛盾が生じているから、最近はどうやってウォーターサーバーの事業を展開させようかとか、どうやって付加価値を付けられるかとかっていう風に、水問題を解決できる仕組み作りを考えてますし、最近の悩みですね。ひじりちなみに、エンドゥーは普段水をどこで入れてるん?ひろき全然こだわりはなくて、普通に水道水とか。でも学校にはウォーターサーバーがあるんで、そこで入れたりします。ひじりじゃあもう自販機で買うとかはしないんや。ひろきしないんですね。なんか、しなくなりました。ひじりあ、しなくなったんや。それは水問題を知ってから?ひろきそうですね。水問題だけじゃなく、環境問題を知ってからですかね。それこそ環境問題とかも、やっぱりお話はよく聞くじゃないですか。あとは、やっぱり海とか見た時にペットボトルが捨てられてたりとか。そういう機会があって、自分でマイボトルを用意しようってなりました。ひじりじゃあ結構些細なことをきっかけに、行動を変えて行ったんや。ひろきそうですね。でも自分が変わるだけじゃまだまだ力は小さいんで、だからこそ自分が事業を起こしたりして、大きな解決策を生み出したいなっていうのはあります。ひじりやっぱりそこはあれやね。お金よりも解決したい課題が原点というか。ひろきそうですね。つづく